みつばの郵便屋さん(★★★☆☆)

([お]12-1)みつばの郵便屋さん (ポプラ文庫)

([お]12-1)みつばの郵便屋さん (ポプラ文庫)

郵便配達員・平本秋宏には年子の兄弟がいて、今やちょっとした人気タレント。一方、秋宏は顔は兄とそっくりだが、性格はいたって地味、なるべく目立たないようにしているのだが…。「あれ、誰かに似ていない?」季節を駆けぬける郵便屋さんがはこぶ、小さな奇蹟の物語。
秋宏の仕事に対する姿勢がとても誠実で同じ社会人として見習わなければならない部分が多いなと。現実ではありえないけど、郵便配達員と顧客の距離が近くてほっこりした。なんとなく予感はあったけど三好さんとはやっぱりそういう仲になったか…、別にいいけど個人的にはそこら辺はもう少しじっくり進めて欲しかったな〜。
弟の家を彼女との逢瀬の場にするってどうなの。しかも本来の家主である秋宏の前で思いっきりいちゃついてるし。私だったら無理だわ〜。でも基本的に仲のいい二人の関係は好きです。春行の彼女の百波も可愛いし。こんな兄がいたからこそ秋宏はしっかりしてるというか、冷静な子になったんだろうな。