- 作者: 河野裕
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2018/02/28
- メディア: 文庫
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シリーズ5冊目。今回は今まで傍観者に徹していたかつての魔女・時任さんが中心。大人と子供の違いとは?トクメ先生の解釈がすごく深くて心に突き刺さった。七草の真辺への感情が憧れという言葉でまとめるには複雑で本当にめんどくさい奴だなと…。七草が階段島から消えた時の真辺の動揺は逆に割りと分かりやすかった。
時任さんの後悔している過去が大地が抱える問題に繋がっているとは思わなかった。大地が本当に健気で優しい子。そして堀が思った以上に強い子だったなと。個人的には真辺よりも堀の方に魔法を使わせていた方が良いと思うけどね。内容を忘れない内に続きが出るといいな。