- 作者: 天宮伊佐
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2016/07/20
- メディア: 文庫
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ミステリ部分は弱いけど全体的に手堅い印象。辛い過去をもっているのに周囲から不気味に思われ、あげくの果てには銃で撃たれて…という華志摩さんの辛すぎる境遇が憐れ。何も悪くないのにね…、最後にきちんと復讐できたのがせめてもの救い。
いかにも胡散臭いから予想通りだけど、杜秋はやっぱり最低な奴だった。道隆に敵う相手だとは思えないけどな…、せっかくのヒーローポジションなんだからもう少し活躍してほしかった。結局行動を起こしたのは晴海と亜季の父親だし、亜季…。どうなることかと思いましたが、希望のあるラストで良かったです。