- 作者: 月村了衛
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2015/03/18
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (11件) を見る
正に悪夢の合宿ですな、結構な人間が死んでるけどせめてもの救いは公一たちが無事だったこと。でも教頭先生が…、自分なりの信念を持っていたのにそれが生徒たちに通じなくて挫折してしまう。先生だって人間なんだから助かりたいはずなのに生徒を救うために体を張って戦う姿は立派な最期でした。教頭先生の想いが公一たちに伝わって良かった。
そして由良先生最強、公一たちも由良先生に感化されて生き残るために逞しく成長していく様子は応援したくなりました。景子は途中で殴りたくなりましたが…。子供なんて、と思っていたけど結局放っておけずに公一たちを助けるくだりがいい。最後の「先生ね、どうやらこれ気に入っちゃったみたいよ、茜ちゃん」という言葉の締めくくりも好きです。