ロクでなし魔術講師と禁忌教典8（★★★★☆）

ロクでなし魔術講師と禁忌教典8 (富士見ファンタジア文庫)

成績不振による退学を回避するため、聖リリィ魔術女学院に短期留学することになったリィエル。システィーナとルミアも同行し、さらには男子禁制の楽園でお嬢様を手玉に取ろうと、グレンも女に変身し、臨時講師として赴任することに!?…しかし、そこで見たのは、お嬢様グループ同士の抗争で!?「あっれー??ボクが想像してたのと全ッ然ちっがーう!!」女学院という名の鳥籠。先の見えた人生にくすぶる彼女たちは破天荒なロクでなしの姿に触れて―「断言してやる。俺ならお前達を『魔術師』にしてやれる」グレンの講義が、箱庭の少女達の運命の鎖を引きちぎる!
今回はリィエルがメイン。グレンの女体化にはウケた（笑）個人的にアルベルトの女体化もアリだと思う、三嶋先生ナイス！システィーナやルミアの出番が少な目だったのは残念でしたが、要所々々で活躍していたし、ルミアにいたってはヤキモチをやく場面もみれたので良しとしましょう。
何だかかんだいいつつも生徒思いなグレン、その長所が今回も遺憾なく発揮されてましたね。あんなに生意気だった生徒たちがすっかり懐いていたし。新キャラではクールなジニーが好きです。リィエルもシスティーナ達以外で初めて友達を作ったり、試験勉強を頑張ったりと成長していました。友情を飛び越えて恋愛感情に発展していましたが（笑）