目が覚めたら投獄された悪女だった

■感想

義母達に虐げられている薬師令嬢・ソフィアと重罪で幽閉された悪徳令嬢・ヴァイオレットの身体が何故か入れ替わってしまい、ソフィアは王族暗殺計画に巻き込まれていく。

幽閉生活を思いっきり楽しむソフィアにペースを乱されながら段々と彼女に惹かれていく苦労性のクロードが良い味出してました。ヴァイオレットも傲慢だけど彼女なりの矜持をきちんと持っていて、複雑な感情を持ちながらも犯人と相対する場面がカッコよかったです。

ライトミステリとしても面白くて、強いヒロイン達が大きな陰謀に立ち向かっていくというワードに引っかかった方にはオススメです。非常に気になる終わり方だったので秋には続きが発売予定なのが嬉しい。