悪役令嬢の兄の憂鬱

■感想

悪役令嬢の兄が妹の破滅を回避する為に奮闘するお話。主人公・ユリシスは優秀だけど他者への接し方に関しては不器用で、イザベラを愛してはいるけどその気持ちが上手く彼女に伝わってなかっただけに少しずつ兄妹の仲が良くなっていくのが微笑ましかったです。

イザベラの成長っぷりが半端なくてそのまま突き進んでほしいところ。個人的にはユリシスがマリアに刀を向けた場面がお気に入り、お兄ちゃんカッコよかった!

ジハールがメインキャラなのに意外と登場少な目で残念。ラストはまさかのユリシスが国王代理に就任、続きがでるなら読みたいです。