
- 作者: 枝松蛍
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2016/07/06
- メディア: 文庫
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同時期に受賞した「カササギの計略」はホワイトどんでん返しだが、本著は正にブラックどんでん返し。悪意を持つ登場人物ばかりで、途中から胃もたれしそうになる
主人公・美和は自分と弟以外を馬鹿とみなしている上に、大量殺人を企てている女子高生。ここまで捻くれてしまったのも最愛の弟が義父に殺されてしまった関係で情緒不安定になってしまったと考えれば少しは同情してしまう。それだけに最後の下品な展開が…。
倉持の日記は人を苛つかせる効果があると思う。どんでん返しの部分に関しては成る程な〜と思いつつも結構呆気なかった。あいつらだけには絶対に目をつけられたくない。