スパイは楽園に戯れる(★★★★☆)

スパイは楽園に戯れる

スパイは楽園に戯れる

突然、目の前に現れた見知らぬ男は少年に言った。 「世の中のためになる人間──誰かの役に立つ人間になれ。 大切なのは何のためにそれが必要か、ということだ」と。 そして月日が流れ、少年は政治家になった。情報分析員の葉山隆は、 HUMINTとして、ある男の調査を始めるが…というお話。
雑誌にて読破済みですが、久しぶりに鉱物シリーズが本になったので思わず買ってしまいました。葉山をはじめとするお馴染みのキャラがまんべんなく出てきます。エディの葉山弄りが相変わらずで面白かったです(笑)坂下とのコンビも兄弟のようで微笑ましい。でもやっぱり田所先生といる時の葉山が一番安心しているような気がする。
涌井さんとの接触は仲上さんの心に傷を残してしまったかもしれない。幼い頃に言われた言葉を胸に刻みながら頑張ってきたのに…。涌井さんの最後の選択がやりきれない、潔いというべきなのか。サーシャという単語もちらっと出てきて反応してしまった、葉山は周囲から愛されてるな〜。次回はもう少し早めに続きが読みたいです。