鷹野鍼灸院の事件簿(★★★★☆)

鍼灸院に勤める真奈と院長の鷹野が遭遇する鍼灸ミステリー。鍼灸というと注射嫌いな私にとっては正に鬼門でしたが、そんな私でも楽しんで読めました。針を刺されるのは嫌だけどマッサージはしてもらいたいかも。最初はしゃっくりを訴える患者にあたふたしていた真奈が最後はきちんと対応していて随分と成長したんだなと。真奈が鍼灸師を目指した理由がとても眩しくて私とは大違いだなと思ったり(笑)
鷹野は放任主義だけどそれは真奈を信頼しているから安心して病院を任せられるわけで、なんだかんだいいつつちゃんと見守っていると思うよ。立花の事件の件は鍼灸師としても人間としてもダメダメな理事長・息子の悪行を鷹野が見事にあばいてくれてスカッとした。2巻もでているようなので近いうちに読みたいです。