- 作者: はまだ語録
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2017/03/25
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (2件) を見る
棋士よりもコンピュータの方が強くなった近未来のお話。キャラはそれぞれ個性的で印象に残りました。甘酸っぱい青春の部分もあれば、近親相姦・同性愛などタブーとされる要素も盛り込まれていてダークな部分もありました。全体的な雰囲気は好きなんですが、将棋好きだったらもっと楽しめるのかなと思いました。
結末に関しては「近未来」という設定だからこそOKな展開だったなと。香丞はよく真相をつきとめました。最後の歩己の泣き顔が切なくてほろ苦い。香丞を身をていして守ったのは歩己なのに、という気持ちになってしまいますがこればかりは仕方ないのかな。