樫乃木美大の奇妙な住人 長原あざみ、最初の事件 (角川文庫)
- 作者: 柳瀬みちる
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2016/03/25
- メディア: 文庫
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ミステリ部分よりも内気でぼっちを自称する主人公・あざみが梶谷と出会って少しずつ成長していく過程の方が読んでて面白かった。過去に自分をいじめていた女子にきちんと言い返していたところとか梶谷の濡れ衣を晴らす為に先生たちの前で犯人を糾弾したところとか。最後の事件の犯人にまったくといっていいほど反省の色が感じられないのにはムカッときた。梶谷も梶谷でなんだかな〜と思ってしまう、あざみがきちんと成長したんだから梶谷も少し成長したら?個人的には橘が好きでした。予想はついてたけどあざみの恩人はやっぱりなオチ。