クロニクル・レギオン5 騒乱の皇都（★★★★☆）

クロニクル・レギオン 5 (ダッシュエックス文庫)

災厄の英雄、平将門復活! ! 強大な戦力を手に入れた女皇照姫は、将門の率いる二千騎ものレギオン"零式"により皇都東京の実権を握る。一方、征継の記憶を蘇らせ、さらなる力を手に入れるため、皇女志緒理もまた東京に凱旋するが…というお話。
本格的に照姫が将門を使って動き出しました。しかし行動原理が浅はかであくまで凡人の域をでない。常に高みを目指し、才色兼備の志緒理に嫉妬する照姫。照姫の幼稚さに巻き込まれる国民のことを考えると馬鹿な子だなと思ってしまうけど志緒理みたいな存在がいたら卑屈になるのも仕方ないなと。しかも志緒理はそれを承知の上で照姫にわざと嫌味をいってるし多少照姫に同情してしまう。
そして結局過去の記憶は戻さないと決意した征継。過去よりも今を重視した結果とのことですが、その方が霊液補給もできるしねｖｖ家康と天海のキャラが面白い、さすがの師匠もこの二人には強くでられないみたいですね。
そして衛青が何か企んでそうで怖いな…。個人的に征継と衛青のコンビが好きなので敵にはなってほしくない。