- 作者: 似鳥鶏
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/11/17
- メディア: 文庫
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「不可能犯罪」に挑むという設定なだけに派手なトリックばかりなのが面白い。救えた命もあるけど救えなかった命もある、一筋縄ではいかない事件に立ち向かっているからこそ遭遇してしまうほろ苦さは仕方ない。第3話「象になる扉」で死んでしまった警官、そして最後に辰巳から渡されたリストに載っている行方不明の人達のことを考えて落ち込む直人。でも辰巳たちがいる限り大丈夫でしょう。1巻の時と比べるときちんとした信頼関係が築けているのが伝わります。
陽菜が無事だったのにはひと安心。直人のひらめきが冴えていました。最後はストーリーのスケールが一気に大きくなったような気がします。どういう形で終わらせるのか気になる。