- 作者: 鈴木大輔,肋兵器
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2016/11/25
- メディア: 文庫
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世界を救済するために生贄となった少年少女たち。なぜこの理不尽な舞台が用意されたのか、おチヨ・ハルコ・クルミの三人で考察しながら物語の核心へと迫っていく。セカイとユウキばかり目立っているけどこの三人も同じぐらい辛い立場なんだなと。大切な主を守りきれないおチヨ、ユウキが好きなのにも関わらず友達というポジションでしか傍にいれないと分かってしまったハルコ、才色兼備ながらも唯一好きになれる相手が血の繋がった兄であるクルミ。それぞれ報われない思いを抱えながらも大切な人のために協力する姿勢が健気だ…。
引き裂かれ続けたセカイとユウキが遂に残酷なゲームから抜け出せて良かった。ユウキは本当にチートで敵にはしたくないキャラだな。これでやっと一段落ですが、まだエピローグが終わったに過ぎない。これから始まるのは今度こそ平穏なラブストーリーだと思いたいけど落とし穴があったりして。