
- 作者: 日向夏,しのとうこ
- 出版社/メーカー: 主婦の友社
- 発売日: 2016/11/30
- メディア: 文庫
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今回は表紙の里樹と馬閃がメイン。前巻から二人の間にフラグがたっていましたが、きちんと回収されていました。自分の身体も省みずに里樹を助けた馬閃はよく頑張った。それにしても里樹は本当に不幸属性まっしぐらで猫猫が心配してしまうのも分かる。それだけに帝のはからいでハッピーエンドになって良かった。
肝心の猫猫と壬氏の関係は最後の生き生きとした壬氏の表情を考えると進んだといっていいのかな?壬氏のことを「嫌いではない」と言っているし、内心では「好ましく思っているかもしれない」と書いてあるぐらいだし。ただ「玉葉后の敵にはなりたくない」という含みを持たせた発言が枷になっている限りどうなることやら。壬氏にいたってはその真意を知らないし、帝がどう考えているかですよね。でも私は里樹の言う通り、帝の隣は阿多が一番だと思います。前巻の冒頭にあった二人の幼い頃のエピソードが好きなので。とりあえず早く続きが読みたいです。