第七魔王子ジルバギアスの魔王傾国記Ⅳ

■感想

レイジュ族の里から帰還して初陣までの束の間の平穏を描いた第4巻。今回はジルバギアスだけではなく周囲のキャラにも重点を置きながらいつもよりブラックさは薄目の印象。エンマに対抗する為の研究所の設立やとある王子の能力について知れたりなど今後の展開に影響しそうな出来事もちらほらとありました。

ジルバギアスにとって魔族は敵だけど、彼を大切に思っているプラティや魔王の描写が多かっただけに今後の展開次第で辛くなるかもしれないなぁ···。

ダイアギアスとの会話が傑作でした(笑)レイラさんが完全に正妻ポジションどんどん逞しくなってますな。