■感想
前世では主体性のなさを理由に恋人に捨てられ、転生した現世では王太子から婚約破棄を告げられてしまう。しかしその慰謝料としてクレーゼン領を貰い受けたアリステリアは領民が自立できるように知識を広めることを思いつくが···。
前世の知識をフル活用してるけど、いわゆるチートではなくて着実に一歩ずつ自分の所領を良くしていこうとする堅実な展開が良かったです。アリステリアの簿記の説明が分かりやすかった。
王太子がポンコツな上に自分勝手だったので、アリステリアの背負投げに胸がスカッとしました。領民達から慕われている彼女が今後どうやって改革していくか要注目。今回はガッツリ内政ものだったので恋愛方面にも期待したいですね。