転生ナイチンゲールは夜明けを歌う~薄幸の辺境令嬢は看護の知識で家族と領地を救います!~ 1

■感想

前世で看護師をしていたミヤコは事故にあったと同時に侯爵令嬢・フロルに転生していた。両親は死亡・兄は引きこもり・祖父は古傷が痛むせいで不調という大変な家族関係の上に家計が火の車。フロルは前世の知識を駆使して状況改善に乗り出していく。

兄も祖父も不器用なだけで心の底ではフロルを大切に思っているのが救いでした。フロルの行動で家族の交流に関しては解決していき、自信のなかったアルベールがフロルの危機の為に立ち上がる展開はきちんとお兄ちゃんらしくてグッときた。嫌味野郎のルイもやり方はきついけどアルベールに対しては世話焼きな友人といった感じで憎みきれないキャラでした。

フロルの商才で少しずつ家計は良くなりつつも、まだまだ前途多難な様子。恋愛要素も次巻から入れてくるのかな?商人か謎多き王弟か、兄ルートでも嬉しい(ぇ)