極めて傲慢たる悪役貴族の所業

■感想

ファンタジー小説の悪役貴族ルーク・ウィザリア・ギルバートに転生してしまい、破滅エンドを避ける為に努力して剣や魔法を学んでいく内に物語がどんどん狂っていき···。

転生前の優しい人格で接しようとするものの身体が傲慢なルークの言動しか許さないので、努力で破滅エンドを回避しようとするルークの心意気が立派でした。

そんな彼の姿に周囲が感化されて、本来のストーリーにはあまり絡まないヨランドが裏で思いっきり暗躍して物語の風呂敷を広げているのが上手い展開だなと思いました。妹も含めてさすがルークもどん引きのド変態です。比較的マトモそうなミアが次回活役してくれたら嬉しいです。