■感想
ある日前世の記憶を思い出した村娘・エルは自分が乙女ゲームの悪役魔女であることに気づく。破滅を回避するためにスライムと共に街中の食堂でスローライフを目指すが···。
魔族であることから村を追い出されてしまうがポンコツスキルを駆使して一生懸命生きるエルが逞しくて応援したくなる。チートではなくてコツコツと強くなっていくのもご都合主義感が薄くて良かった。本来は攻略キャラであるロータスとの遠慮のない距離感も妹と兄のようでニマニマ、ラブコメとしても好みの一冊。ちらっとしか出てないヴェジャーシャ側も気になるので続刊希望。