ブラッド・ブレイン2 闇探偵の暗躍(★★★★☆)

ブラッド・ブレイン2 闇探偵の暗躍 (講談社タイガ)
◼あらすじ
警察官5人を殺し、確定死刑囚として独房にいながらも難事件を解決する月澤凌士。彼は「闇探偵」と呼ばれ、警視庁捜査一課の百成完とバディを組む。ある日、月澤が収監される脳科学医療刑務所で毒殺事件が発生。さらに所長が撲殺される。ごじつ直前に移送されてきた天才犯罪者の女は黒幕なのか? 隔絶された刑務所で、二人は凶悪犯を制圧しタイムリミットまでに真相を見抜けるか!?

◼感想
シリーズ2冊目。月澤が収監される脳科学医療刑務所で毒殺事件が発生、更なる殺人事件も起きて現場に居合わせた百成も巻き込まれていく。序盤で重要人物があっさり退場してしまってびっくり。いくら刑事とはいえこんな異常人物たちに囲まれてデスゲーム状態に巻き込まれている百成が哀れ。
寺河の毒女っぷりが見事に炸裂。最後は百成が大分追い詰められていたので挽回してくれることを祈ります。百成と月澤もやっとコンビらしくなったと思ったらこれだからぁ…、月澤が殺人犯であることは確かですが何か考えがあって百成と距離をおいていると思いたい。3巻が待ち遠しいです。