- 作者: 周藤蓮,ニリツ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2017/03/10
- メディア: 文庫
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勝ち過ぎず負け過ぎずをモットーに賭博で生計をたてる賭博師・ラルザスと奴隷の少女・リーラの物語。帯に「不器用な二人の〜」とあったけど確かに二人とも感情表現が苦手というか不器用。それだけに二人の距離が段々と縮まっていく過程は実に微笑ましい。
ギャンブルのことは全く分からないけどフランセスとの勝負は白熱した雰囲気が伝わってきて読みごたえがありました。最後のリーラの泣き叫ぶ場面を見てひと安心。賭博師である以上ラルザスは裏の世界も知っているし、決して善人という訳ではないけど皆から頼りにされるのは何だかんだいいつつも彼が世話焼きで信用できる人間だからだろうな。こういう偽悪的なキャラ好きです。でもあの髪型は嫌いだな。