
- 作者: 太田紫織
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2018/12/13
- メディア: 文庫
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序盤のホームズとワトソンの会話で置いてきぼりにされてしまい、交通事故が原因で成人男性の身体に女子高生の魂が入っていると明かされてからようやく少しずつストーリーに入り込めました。相変わらず食事の描写が上手くていつかメシテロ小説も書いてほしい。普段は好奇心旺盛で大人も顔負けの頭の良さで事件を解決していくホームズ、しかしどこか不安定な部分もあってそこをワトソンが不器用ながらも支えている二人の関係性が好きでした。
でも女子高生の幽霊は抜きにして不思議なことが大好きな青年実業家とトラウマを抱えた医者のコンビで良かった気がする…。個人的には櫻子さんシリーズが一番かな。ミステリアスなアイリーンやハドソン婦人も気になりました。