異世界居酒屋「のぶ」五杯目(★★★★☆)

異世界居酒屋「のぶ」五杯目 (宝島社文庫)

異世界居酒屋「のぶ」五杯目 (宝島社文庫)

古都の季節は、夏から秋へと移ろいつつあった。居酒屋「のぶ」はいつものように営業を続けており、日々の仕事に疲れた人々は、美味い酒と料理で元気を取り戻している。そんな「のぶ」へやってきた一人の男。彼は大事な晩餐会を前にしてスランプに陥っている“四翼の獅子”亭の副料理長だった…。仕事が人と人を結び、疲れた身体を一杯の酒が癒やしていく。読めばお腹が空いてくる異世界グルメファンタジー、第5弾。

シリーズ5冊目。今回も読むと思わずお腹が空いてくるような料理ばかりが登場。定番の焼きとりや炒飯はもちろんのこと馬鈴薯の天ぷらも食べたくなりました、確かにメインにはなれないけど一度食べたらやみつきになりそう。大将のストレス発散の仕方が凄く共感できる、というか私も同じだ(笑)
老舗である四翼の獅子亭の副料理長から認められるなどハンスの優秀っぷりが分かる場面も多かったなと。そんなハンスを師匠として見守る大将のスタンスも素敵でした。最後の大将としのぶは夫婦にしか見えないなぁ。