
- 作者: 佐藤青南,ワカマツカオリ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2017/03/15
- メディア: 文庫
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結構面白かった。土岐田は優秀な人間だけど相手の気持ちを察することが全くといっていいほど出来ない。他人を逆撫でするような言動にイラっとしつつも、彼が発達障害であることやそのせいで母親と絶縁状態であることが明かされていき、彼なりに他人を理解しようとしていることもわかって後半になるにつれて人間味のあるキャラになっていく。サイコパスであるエイジや塚本にもそんな人間味を少なからず感じたからこそ土岐田はチームを組もうと思ったのだろうか。
犯人は意外な人間でなかなか捻りが効いていて面白かった。最後の展開はなんとなく予想できたけどこれから小春は苦労しそうですね(笑)