倫敦千夜一夜物語 ふたりの城の夢のまた夢(★★★★☆)

ヴィクトリアン・ミステリー第2弾。今回も文学に纏わるミステリーということで楽しませてもらいました。本が大好き、というサラの気持ちが要所要所で伝わってきて、ぜひ友達になりたいと思いました。
前半はほのぼのとした雰囲気でしたが、後半から一気にストーリーが加速してシリアスに。 最近大人向けのぬりえが流行っていて気になっていたので、第1話を読んでいたら余計に気になってしまいました。 最後のセラの本心が切なすぎた、きっとアルフレッドはセラの気持ちに気付いてるんだろうなぁ…。ヴィクターの存在はセラにとって決して小さいものではないけど、やっぱり一番大事なのは兄であるアルフレッド。個人的にヴィクターは好きなキャラなので頑張ってほしい、アルフレッドとの息の合った会話や徹底的に犬扱いされてる場面は特にお気に入りです。サラたちの平穏を祈りつつ次回をお待ちしています。