建築学科のけしからん先生、天明屋空将の事件簿(★★★☆☆)

建築学科のけしからん先生、天明屋空将の事件簿 (集英社オレンジ文庫)

建築学科のけしからん先生、天明屋空将の事件簿 (集英社オレンジ文庫)

建築学科の講師・天明屋空将と助手の女子大生・月島小梅がキャンパスで起こる事件を解決していくライトミステリー。「建築」というキーワードに惹かれて購入、期待してたほどがっつり建築という訳でもなく、そこまでミステリーでもない。軽く読む分にはいいかなという感じ、個人的には少し物足りなかった。
その反面濃いキャラ設定はユニークで特に杉松のしゃべり方が面白かった。小梅と杉松の男女の友情が羨ましいなと思ったり。天明屋はストーカー被害にあっている小梅を心配して事件解決にのりこむなど優しい一面を持ちつつも、女性に振られてばかりな優男の一面が強調されがちだったのが残念。せっかく天才という設定なんだから本気で仕事しているところを見たかった。しかし「サークルリア充」というネーミングセンスにはドン引きvV