■感想
図書館屋敷と呼ばれる私設図書館で繰り広げられるビブリオファンタジー。少女の一夏の冒険、といった児童文学のテイストで好みの設定でした。
最初は戸惑いながらもいつしか図書館迷宮と向き合って立ち向かっていくアンの勇気に感動し、そんな彼女の行動に心を動かされたからこそセージもやっと前へ踏み出せた。人との繋がりが大切なことをこの本を読んで改めて実感しました。
マスコットキャラのワガハイは何だかんだいってずっとセージを見守っていたようで憎めないキャラでした。
個人的には[クローディアの秘密]が気になりました。モミの木文庫がこれからも皆の憩いの場になりますように。