勇者になれなかった三馬鹿トリオは、今日も男飯を拵える。

■感想
肉の描写が秀逸で、食材は「魔獣」というゲテモノなのに見事な飯テロ小説だった。

異世界で生き抜く為とはいえ魔獣と格闘して捕食していくアラサー男性トリオが逞しい。それぞれきちんと役割分担が決まっているし、仲良しなので基本的に安心して読める。

途中参戦した奴隷の南やギルド受付のアイリもどんどん「悪食」の色に染まって一致団結していくのが良い。アイリに関してはもう正式加入してもいいと思いますが。

北山が司令塔として有能過ぎる。これからどんどん有名になっていくであろう「悪食」の活躍が楽しみ。