警視庁魔獣対策室 狼刑事と目覚めの賢者

■感想

かつて勇者と共に魔王を倒し、長い眠りから覚めた賢者・サジュエルと狼男の刑事・神島が魔獣がらみの事件を捜査していくバディ小説。

狼男やらエルフ・ヴァンパイアは出るけど、魔法は既に廃れていて科学が先行しているという混沌とした世界観が面白かったです。

当たり前だけどサジュエルと神島の息がまったくあわず、神島にいたっては終盤までずっと「クソエルフ」呼びなのが個人的に少し合わなかった。それだけに最後の最後でやっと「ロッシュ」「相棒」と言っていて、やっと凸凹コンビがスタートラインに立ったように感じました。