その勇者はニセモノだと、鑑定士は言った

■感想
設定がユニークで面白かった。異世界召喚された側の視点で読むことが多いのでそういう意味でも新鮮だった。

オレ勇者詐欺、クズもいれば同情できる者もいる。 妹を憎みきれないちゃっかり者のミヤビはなんだか憎めなくてお気に入りキャラでした。

なぜ勇者はダウトをおいていったのか。詳細は明かされてませんが、きっと彼を失いたくなかったんだろうなと。

勇者はごく普通の子だった、それに気付いていたダウトと気付かなかった黒幕。それが今回の事件の要因の一つでもある。ツクモの最期の言葉を考えると罪深い黒幕だけど、ノーリーンとはまた再会してほしい。彼女の為にも。