葉隠桜は嘆かない1

葉隠桜は嘆かない 1 (アース・スターノベル)

■あらすじ
魔獣の脅威にさらされた日本で、過酷な戦いを続ける少女たち。神々と契約し、異能を駆使して魔獣と戦う彼女たちを人々は『魔法少女』と呼んだ。幼少期の記憶が無いことを除けば普通の男子高校生である七瀬鶫はある日、魔法少女と魔獣の戦闘に巻き込まれ瀕死の重傷を負ってしまった。しかし謎の神“ベル"が現れ、命を救うことと引き換えに契約を迫り、鶫は魔法少女葉隠桜"となった。魔法少女になれるのは女性のみ、そんな常識を超える存在となった鶫は、素性を隠して魔法少女としての活動を続けるが、
そんな中、鶫のたった一人の肉親である姉・千鳥に魔獣の脅威が迫っていた――――

■感想
シリーズ1冊目。TS要素もある魔法少女もの。魔獣から国を守る為に過酷な戦いを強いられる少女達、常に死と隣り合わせという現実がブラックでダークな雰囲気が全体的に漂っていました。自分の命を救うことと引き換えに魔法少女の戦いに身を投じることになった鶇、割りとすんなり自分の現実を受け入れていることが逆に心配。幼少期の記憶がないことがキーポイントだと思いますが、それが魔法少女とどう関係があるのだろうか。
ベル様が段々と鶇を気に入っていくまでの変化が好きだったりします、服のセンスいいよね。親友や姉も何か隠しているようなので鶇が色々と壊れなければいいけど…。