■あらすじ
無能力の最強詐欺師がエリート異能学園で成り上がる。 究極の知略バトル!国中から集まったエリート異能力者が日々熾烈な競争を繰り広げるハイベルク国立特異能力者養成学校。無能力者なのにもかかわらず入学試験を突破した天才詐欺師のジンは、〈災禍の女王〉と恐れられる少女・ニーナと出会う。実は彼女も、天才的な演技で周囲を騙し続けてきた無能力者だった。お互いの秘密を共有した二人は、学園の頂点を目指すため共犯関係を結び、エリート異能力者たちを策略にハメていく――。「俺とあんたが組めば、世界すら騙し通せる」最強の嘘吐きたちがあなたを魅了する、究極の“騙し合い”エンターテインメント。
■感想
シリーズ１冊目。エリート異能力者が集う学校に入学した無能力者2人が周囲を騙して学園の頂点を目指すお話。例え無能でも先を読んで、仕込みと嘘で周囲を騙すジンの聡明さに感服しました。軽薄そうに見えて胸に宿るのは養父を殺した「白の騎士団」への復讐心、学園でさえ過酷な環境なのに騎士団はもっと真っ黒そうですね…。
ジンが１人ではなくニーナというパートナーといることで救われている部分もあり、これからどんどん良いコンビになっていきそうです。まずは１年生の裏切り者探し、ラストで一気にヒントが出たけどこんな分かりやすい筈ないよね…。
