TAS 特別師弟捜査員(★★★★☆)

TAS 特別師弟捜査員
◼あらすじ
「ねえ。慎也くん、放課後ヒマだったりする?」楓から突然声をかけられた慎也は驚いた。楓は学園のアイドルで、自分とは何の接点もないからだ。用件を言わず立ち去る楓を不審に思いながらも、声をかけられたことで慎也の胸は高鳴っていた。彼女が校舎の3階から転落死するまでは―。学校は騒然となり、さらに楓が麻薬常習者だったという噂が流れる。警察の聞き取り調査が始まった。そこに現れたのは、慎也の従兄弟で刑事の公彦。公彦は、転落死の真相を探るため、教育実習生として学園に潜入することを決める。一方の慎也も、楓が所属していた演劇部に入部し、楓の周辺人物に接触を図る。なぜ楓は、慎也を呼び出したのか―。慎也と公彦は、真相解明に挑む。“どんでん返しの帝王”が新たに仕掛けるバディ×学園ミステリ!

◼感想
学園のマドンナである楓が突如転落死をしてしまう。平凡な少年・慎也は従弟で刑事の公彦と共に深く事件に関わっていく。学園の皆から憧れの存在だった楓、だけどそう思われることは本当に彼女が望んでいたのか。最初に死んだ楓を中心に人間関係が交錯していきたくさんの悲劇が生まれてしまう。
主人公・慎也がこの事件を通して得たものも大切だけど何より失ったものが多すぎて今後が心配。結末に気付いていて慎也に後始末をさせるとか公彦は容赦ないな、でも自分の手で終わらせなかったらきっと慎也は後悔するだろうからこれで良かったのか。強い子になってくれ。