この素晴らしい世界に祝福を!15 邪教シンドローム(★★★★☆)

正体とこれからやる事を口外しない。と、魔王軍幹部セレナから身の安全と引き換えに取引をしてしまったカズマ。これがきっかけでアクセルの街は大きく変化する。ギルドの酒を水に変えてしまい、屋敷でアクアが謹慎している間、プリーストとして街の冒険者達を癒しまくったセレナ。おかげでアクアがいなくても街が回るようになり―。「…私、この街にいらない女神ですか?」物事を深く考えず、悩みと無縁のムードメーカー。これまで一番付き合いが長かったアクアからの衝撃の一言。持ち前の悪知恵と意地で、女神もアクセルも救い出せ!

シリーズ15冊目。今までギャグ担当だったアクアが珍しくシリアス担当になっていて、ストーリーが大きく動いた回でした。アクセルの街を襲うセレナの野望は見事に打ち砕かれましたが、セレナやエリスによって大きな危機が示唆されているので今後の展開に要注目です。それにしてもカズマの下衆っぷりはさすがだね!遠巻きから見てるぐらいの距離感がちょうどいいかもね。
ウィズの優しさが癒しですね、バニルがウィズの名前を呼ぶ場面がお気に入り。最後の置き手紙が実にアクアらしい、これからシリアスモードになるかな。最後まで見届けたいと思います。