憧れの作家は人間じゃありませんでした2 (★★★★☆)

憧れの作家は人間じゃありませんでした2 (角川文庫)

憧れの作家は人間じゃありませんでした2 (角川文庫)

編集者の瀬名あさひが担当しているのは、覆面作家の御崎禅。その正体は、なんと吸血鬼。人外の存在が関わる事件について、警察に協力している彼のもとへは次々と奇妙な話が舞い込んでくる。ある日、警視庁異質事件捜査係の夏樹から、死んだ人が化けて出ているという噂話が持ち込まれ、現場の公園へ行ってみると、確かに死んだはずの男性が子供と話をしていた。彼の正体は一体…。番外編「あたしのご主人様のこと」収録。
シリーズ2冊目。
第1話の「死者のよみがえり事件」はうるっときた。大切な人との別れはとても辛いから受け入れられないのも無理はない。そんな宙太を見て何かをしたいと思う木暮さんが優しい。そういう気持ちに人間も妖も関係ないよね。だからこそ第2話の「美女の首抜け事件」はまた違った意味でしんみりしました。そりゃあいきなり首が飛んでたら怖いよな、門脇の選択は仕方ない。香苗さんがいつか大切な人と結ばれますように。
第3話はあさひ大ピンチ!な展開でしたが、あさひが思った以上に逞しくて頑張っていました。私からみたらあさひはとても輝いて見えるけどな〜。御崎も少しずつ文章を書いているようなので早く形になるといいね!今回もお気にいりキャラの夏樹に癒されました。ルーナ可愛ゆす。