妹さえいればいい。 8(★★★★☆)

年が明け、『妹のすべて』のアニメ化発表が着々と近づいていたある日、なにげなくエゴサーチをした伊月が見たものは「妹すべ、アニメ化決定!」という新刊の画像付きツイートだった。その画像の出所はなんとギフト出版の公式サイトで…。伊月やアニメ関係者からの信用を失ったGF文庫編集部が放つ、起死回生の一手とは…!?伊月や土岐がアニメに翻弄される一方で、春斗や京、他の新人作家たちの物語も進んでいき、千尋の心にも大きな変化が訪れて―。動き続ける青春ラブコメ群像劇、第8弾登場!!
シリーズ8冊目。序盤からのお漏らし騒動がリアルで、土岐の失敗とはいえ気の毒。伊月と那由多は相変わらずラブラブですな。今回は「妹」という爆弾を抱える千尋がメインだったような気がします。今の伊月と那由多の関係が安定しているだけにどういう展開になるのか恐いような、でも楽しみのような。
個人的にお気にいりキャラの春斗の恋の行方が気になります。片想いの相手である京と絡んでいたし、慕われている後輩・相生からデートの誘いを受け、そして千尋とも秋葉原デートを楽しむというリア充っぷり。最終的に春斗が幸せならいいけど千尋と相性がいいような気がする。伊月のアニメ化も進んでいく中で千尋の今後に注目です。