
- 作者: 乙一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/07/15
- メディア: 文庫
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久しぶりの乙一さん。探偵・怪盗など聞いただけでテンションが上がるようなワードが散りばめられていたので手に取ってみた。主人公のリンツが遭遇した事件は思った以上に過酷でしたが、亡くなった父の思いや困難を乗り切ることの大変さを知った彼は他の子供の何倍も成長したと思います。
個人的には「チョコレート」より「銃」のイメージが強かったです。悪い大人が多かったからかな、リンツのお母さんも何気に酷いことしてるし。お祖父さんは良い人でした、いつか一段落したら3人でゆっくり過ごしてほしいです。ドゥバイヨルは最後までどうしようもない奴だったな、こんな奴を助けたリンツは本当に偉いよ。リンツとお母さんが今後平和に暮らせますように。