
- 作者: 師走トオル,八宝備仁
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2016/12/10
- メディア: 文庫
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ついにシリーズ最終巻。ポケモンぐらいしかゲームはやらない私でも最後まで楽しんで読めたシリーズでした。進路という壁にぶつかりながらも、最後まで信頼できる仲間たちと大好きなゲームをやって燃え続けた岸嶺の高校生活は輝いていたと思います。しかしプロのゲーマーとして活躍しなければ後がない権田原の切実な事情が世知辛い…、その気迫があの最後の試合に繋がっているのですが。最後は残念でしたが、岸嶺たちにとっては完全燃焼の試合だったので仕方ないかな。
恋愛の方は決着つかず、でしたがその方が想像の余地があって良かったかもしれません。前巻でのデートや大学が同じだったこと、進路の相談をした時に「杉鹿が他の男子生徒の教師になるのはなんか嫌だな」 という岸嶺の呟きからして杉鹿が一歩リードのように感じましたが。それぞれがゲームに関わる仕事をしていたのも嬉しかったです。師走先生お疲れ様でした!