- 作者: 松村涼哉,竹岡美穂
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2016/09/10
- メディア: 文庫
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表紙の竹岡先生のイラストが素敵。前作に引き続きいじめ等を題材にしたシリアスなストーリー。全てを一人で背負おうとする音彦が切なくて、音彦の想いが報われていないことがただただ残念でなりません。最初は妙に尖ってる子だな〜と思っていた陽人も蓋を開けてみれば一人の少女を必死で守った純粋な女の子に過ぎないんですよね。それだけに最後の黒幕の変貌っぷりは嫌悪感しかわかなかったです。陽人が断罪した奴らは自業自得…。
こんな結末になった以上、音彦にはまた陸上部の部員達と笑い合える日がくるといいなと思っているけど難しそうだよね…。色々と考えさせられることの多い作品のような気がします。最近のラノベの中では珍しい作風だと思うのでまたぜひ似たような系統で書いていただきたいです。