水の杜の人形 霊媒探偵アーネスト(★★★★☆)

茶店リーベル》店主の佐貴には変わった友人がいる。誰もが息を呑む美貌の青年、アーネスト・G・アルグライト。名門霊媒師一族の末裔だ。店には霊にまつわる相談事を持って訪れる客が後を絶たない。取り壊しを控えたアパートの大家が持ち込んだのは、一夜を明かした人間に必ず同じ「池の夢」を見せる部屋の謎。現場で二人が目にしたのは、気を失っている美少女で……!?
待ちに待ったシリーズ4冊目。講談社ノベルスから講談社タイガへ移動したんですね、レーベル的にタイガの方が合ってるような気がするので正解だと思います。今回の題材は人魚、アーティは前作で血の繋がりが判明した地守家にホームステイ中。時彦さんが元気そうで何より。聖蓮が勇気を出して最初の一歩を踏み出せて良かった。聖蓮の母親は辛い立場なのは分かるけど、結局自分にとって都合がいいから真実を話さなかっただけじゃん。最後まで辻さんを心配していた大槻さんが良い人。
三神がなかなか出てこなかったので名前だけの登場になるのかと思いきや、最後にしっかりと出てきました。あの人の立ち位置はそういうことか。佐貴が早くアーティを三神の呪縛から解き放ってくれるといいな。次回は アーティと佐貴の出会いの話だとか、楽しみです。