- 作者: 海津ゆたか
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2016/07/20
- メディア: 文庫
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ひと夏のボーイミーツガールといったところでしょうか。最初は田舎で知り合った4人の女の子と和気あいあいと遊んで友情を深めていく、という平穏な展開でしたが、時々登場する姫によって段々と不穏な空気が流れていく。閉鎖的な田舎で古くから伝わる謎の因習、という個人的には好みのワードだったのでワクワクしながら読みました。大勢の大人を前にして一致団結して皆で美音を助けようとする展開が熱かった。タイムリープの仕組みが中途半端な印象になってしまったのが残念。
最後は切ないながらも爽やかな後味でした。きちんと綺麗にまとまっていたな、という印象。表紙のイラストは綺麗なのに挿し絵はちょっと微妙…。