
- 作者: 知念実希人
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2016/06/23
- メディア: 文庫
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あからさまにヴァリアントを差別する人間に嫌悪感を抱いたけど、実際にこんな病気があったら私も同じような反応をしてしまうんだろうな…。純也の見事な巻き込まれっぷりには同情してしまう、でも無理に隠して生きるよりも堂々と生きる方がいいと思うので良いきっかけになったと思いたい。弟も和解できたようだし良かった。お父さんの行動は医師としてというよりは父親として素晴らしいと思う。
色々とあの人には違和感があったので真相には驚きはしませんでした。城ヶ崎の言葉には胸に響くものがありました。狸おやじとのコンビも好きです。ラストは切なかったですが、まだ課題は残っているものの希望のある終わりかたで良かったです。