- 作者: 中山七里
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2015/10/07
- メディア: 単行本
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自分の子供に対しての責任を都合のいいように幼稚園の先生に責任転嫁する親たちにイライラしっぱなしでした。保育士とか絶対に無理だわ−。過去の忌まわしい事件のせいで親の言いなりになっていた幼稚園側ですが、それにめげずに自分の意見をはっきりと述べる凛の勇気ある行動が眩しかった。私の幼稚園のお遊戯会はシンデレラでしたが、見事に同じ役の子が何人もいるパターンでした…。
前半はモンスターペアレントの問題を取り上げ、後半は刑事が昔の事件の再調査を始めたことにより一気にミステリ&シリアスな雰囲気に。凛の正体はそういうことだったんですね、これは辛い。きちんと真実が判明したのは良かったですが、本当に大変なのはこれから。凛には幸せになってもらいたいです。