- 作者: 岡崎琢磨
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2016/06/07
- メディア: 文庫
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2人がそれぞれ別の角度から事件を考察して、解決していく展開は新鮮で面白かったです。見方が違うだけで色々な考え方ができるんだなと。2人の兄貴分である一海視点でストーリーが進んでいきますが、一海さんが双子を大事に思っている心情がダイレクトに伝わってきてこの人視点で正解だったと思います。真海さんもいいお父さんでした。
最後の話で双子のお母さんがわかるかと思いきや、そんなことなかったのはちょっと拍子抜け。あのクールなレンが思いっきり泣いている姿は年相応で可愛かったです。一海の言う通り母親のことはレンやランが楽なやり方で思ってればいいと思うよ。温かい家族がいたからこそランとレンは自分の考えをきちんと持てる子に育ったんだろうね。