- 作者: 酒井田寛太郎
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2018/08/17
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (2件) を見る
シリーズ4冊目。互いに意識しつつも進展がない啓介と真冬。事件を解決していく中で意見が食い違い、二人はすれ違ってしまう。いなくなってしまった金魚の行方や老人ホームで起きた盗難事件など今回も結末はほろ苦い。一番衝撃的だったのは「ジュリエットの亡霊」、あの明るいユリにこんなことが起きていたとは…。夢に全力だった彼女だからこそ衝撃が大きい。
そして「スウィートマイホーム」で意見が食い違ってしまった啓介と真冬、どちらの意見もそれぞれ理解できる。そのままなにもしないで現状維持か、傷つく覚悟で後悔しないように前へ進むのか。最後は真冬に誤解されたままだし、次巻で二人の関係が修復されるといいな。