屋根裏の美少年（★★★★☆）

屋根裏の美少年 (講談社タイガ)

シリーズ３冊目は名画を巡る謎が主題になっているだけに美術の創作がクローズアップされている。眉美も探偵団に馴染んできているのか段々と遠慮のない言動が目立ってきていて面白い。これが眉美本来の性格なんだなと。特に袋井との絡みが好きです。袋井は袋井で最後にかっこいいこといってくれるじゃないか！
名画の謎は思ったよりスケールが小さくて少し残念でしたが、わかりやすい内容で良かった。札槻の再登場に早っ！と思いつつ、ちゃっかり眉美を勧誘しているあたり彼らしいなぁと。
創作が眉美の為に天井に宇宙の絵を描いたというエピソードが微笑ましい。あまり感情を表にださないけど創作なりに眉美のことを考えていたんですね〜。こんな感じで次巻も期待してます。