デス・サイン 死神のいる教室(★★★☆☆)

3日以内に死ぬ人間がわかってしまうという不思議な能力を持つ五十嵐拓也。彼は周囲から死神と噂され、不登校になっていた。そんな五十嵐が気になって新しく担任になった舟橋は家庭訪問をするが…というお話。
帯に「切なくほろ苦い学園ホラー」とありましたが、正にその通り。正直読むのに疲れました。初っぱなから勝田にムカッときました、これは五十嵐でなくとも文句をいいたくなるわ。その点主人公の舟橋は不器用ながらも生徒のために一生懸命で好感が持てました。五十嵐にとっては舟橋と桜木に出会えたことが救いであり、希望だったのかな。
五十嵐の最後の決意がやるせない…。せっかく助かったと思ったのに…。でも五十嵐の勇気ある行動に拍手したい。そして桜木も同類だったとは…、桜木が関西弁を話す理由が微笑ましい。舟橋にはこれからも熱血教師でいてほしいです。