アオイハルノスベテ4(★★★★☆)

唐突に突き付けられた「輪月高校が廃校になる」という校長からの言葉に混乱する横須賀たち。廃校を回避するために生徒会長・瓜生たちと臨時タッグを組むが…というお話。てっきり最終巻かと思ったらまだもう1巻あるようです。横須賀が本当にかっこよかった。廃校問題だけではなく、自らの死ともきちんと向き合って全力で生きている姿に惚れました。大河内にいった「死なないことが生きるってことじゃないよ。死に向かって進んでいくことが生きるってことなんだよ」は名言だと思います。横須賀はやり直しではなくたとえ目の前に死が待っていても最後まで生き抜くことを決意したんだなと。
三人娘それぞれに見せ場もありましたし、横須賀のシンドロームである「二人だけの世界」でじっくり話したシーンもあったしで恋愛要素的にも満足です。個人的には岩佐推しだけどやっぱり大河内なのかな?いっそのことハーレムエンドでいいと思う。柳沼もシンドロームを覚醒させて活躍シーンがあって良かったです。能力強化はシンドローム大好きな柳沼らしい能力ですね。瓜生がやたらとシンドロームを危険視する理由も輪月高校を守るためだった、ということで見直しました。芹沢はちょっとウザかった…。最後はハッピーエンドで本当に安心しました。ラストまでしっかり見届けたいと思います。